アグリゲーションレイヤーを使ったKubernetes APIの拡張
アグリゲーションレイヤーを使用すると、KubernetesのコアAPIで提供されている機能を超えて、追加のAPIでKubernetesを拡張できます。
概要
アグリゲーションレイヤーを使用すると、クラスターにKubernetesスタイルのAPIを追加でインストールできます。これらは、service-catalogや、apiserver-builderのようなユーザーが作成したAPIなど、出来合いのもの、また既存のサードパーティソリューションに関わらず使い始めることができます。
バージョン1.7において、アグリゲーションレイヤーは、kube-apiserverのプロセス内で動きます。拡張リソースが登録されるまでは、アグリゲーションレイヤーは何もしません。APIを登録するには、ユーザーはKubernetes APIで使われるURLのパスを”要求”した、APIServiceオブジェクトを追加しなければなりません。それを追加すると、アグリゲーションレイヤーはAPIパス(例、/apis/myextension.mycompany.io/v1/…)への全てのアクセスを、登録されたAPIServiceにプロキシします。
通常、APIServiceは、クラスター上で動いているPod内の extension-apiserver で実装されます。このextension-apiserverは、追加されたリソースに対するアクティブな管理が必要な場合、通常、1つか複数のコントローラーとペアになっている必要があります。そのため、実際にapiserver-builderはextension-apiserverとコントローラーの両方のスケルトンを提供します。一例として、service-catalogがインストールされると、extension-apiserverと提供するサービスのコントローラーの両方を提供します。
次の項目
- アグリゲーターをあなたの環境で動かすには、まずアグリゲーションレイヤーを設定します
- そして、アグリゲーションレイヤーと一緒に動作させるためにextension api-serverをセットアップします
- また、Custom Resource Definitionを使いKubernetes APIを拡張する方法を学んで下さい
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