ConfigMapを使ったRedisの設定
本ページでは、ConfigMapを使ったコンテナの設定に基づき、ConfigMapを使ってRedisの設定を行う実践的な例を提供します。
目標
- 以下の要素を含む
kustomization.yaml
ファイルを作成する:- ConfigMapGenerator
- ConfigMapを使ったPodリソースの設定
kubectl apply -k ./
コマンドにてディレクトリ全体を適用する- 設定が正しく反映されていることを確認する
始める前に
Kubernetesクラスターが必要、かつそのクラスターと通信するためにkubectlコマンドラインツールが設定されている必要があります。 まだクラスターがない場合、Minikubeを使って作成するか、 以下のいずれかのKubernetesプレイグラウンドも使用できます:
バージョンを確認するには次のコマンドを実行してください: kubectl version
.
- この例は、バージョン1.14以上での動作を確認しています。
- ConfigMapを使ったコンテナの設定を読んで理解しておいてください。
実践例: ConfigMapを使ったRedisの設定
以下の手順に従って、ConfigMapに保存されているデータを使用してRedisキャッシュを設定できます。
最初に、redis-config
ファイルからConfigMapを含むkustomization.yaml
を作成します:
pods/config/redis-config
|
---|
maxmemory 2mb
maxmemory-policy allkeys-lru
|
curl -OL https://k8s.io/examples/pods/config/redis-config
cat <<EOF >./kustomization.yaml
configMapGenerator:
- name: example-redis-config
files:
- redis-config
EOF
Podリソースの設定をkustomization.yaml
に入れます:
pods/config/redis-pod.yaml
|
---|
|
curl -OL https://raw.githubusercontent.com/kubernetes/website/master/content/en/examples/pods/config/redis-pod.yaml
cat <<EOF >>./kustomization.yaml
resources:
- redis-pod.yaml
EOF
kustomizationディレクトリを反映して、ConfigMapオブジェクトとPodオブジェクトの両方を作成します:
kubectl apply -k .
Examine the created objects by
> kubectl get -k .
NAME DATA AGE
configmap/example-redis-config-dgh9dg555m 1 52s
NAME READY STATUS RESTARTS AGE
pod/redis 1/1 Running 0 52s
この例では、設定ファイルのボリュームは/redis-master
にマウントされています。
path
を使ってredis-config
キーをredis.conf
という名前のファイルに追加します。
したがって、redisコンフィグのファイルパスは/redis-master/redis.conf
です。
ここが、コンテナイメージがredisマスターの設定ファイルを探す場所です。
kubectl exec
を使ってPodに入り、redis-cli
ツールを実行して設定が正しく適用されたことを確認してください:
kubectl exec -it redis redis-cli
127.0.0.1:6379> CONFIG GET maxmemory
1) "maxmemory"
2) "2097152"
127.0.0.1:6379> CONFIG GET maxmemory-policy
1) "maxmemory-policy"
2) "allkeys-lru"
次の項目
- ConfigMapについて学ぶ
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